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パン菓新聞社記者がちょっといい話をお届けします

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しげぱんはうす(東京都・足立区)

街のパン屋さん

しげぱん外観

父譲りの情熱で独立・開店へ


北千住駅の東口に伸びる商店街から
一本入った路地に佇む一軒家の店構え。
面積約9坪で売り場は約3坪、
決して広いとは言えない店舗ですが、
ひっきりなしにお客が訪れる人気店です。




高齢者向けに歯切れのよいパンを

オーナーシェフの三﨑成之さんは、父の店である
ミサキベーカリーから独立、2013年7月に開業
。貯金と区の補助金、そして父からの援助を得て
出店を果たしました。
扱うパンの構成は
調理パン3、菓子パン3、ハード系3、食パン1という比率。


パンの棚
▲明るい厨房の中、夫婦2人で製造と販売をこなす。
ラインアップは約65種



三﨑さんがこだわるのは“食感”。
9種類作っている生地には
中種、加糖中種、老麺、サワー種などを
配合して工夫を施し、
目指す食感と深い味わいを作りだしています。


「顧客の7割以上が高齢者ですから、
 噛みやすく柔らかな生地、口溶けのよい
 食感を作りたいです」


と、地域に根差したパン作りを心掛けています。
中種使用、オーバーナイト法の
フランスパンの食感も、
クラストを焼き込まずにカリカリと、
クラムはもちっと歯切れよい食感です。

バゲット
▲クラストが軽い『バゲット』220円。
 チーズ入りのバリエーション
 『チーズフォンデュ』も人気



評判が良いのが香子夫人の作る
調理パン。
パニーニのサンドイッチは直径12~13センチと
大型で具材のボリュームもたっぷり。
価格は240円とお手頃で
注文があれば温めて提供するそう。

パニーニ
▲左上から時計回りに『ベーコンとトマト』
 『ペッパーシンケン』
 『パストラミのアヒージョソース』
 『ベーコンと長芋』



パン屋5軒で食パンの共同開発を計画

オープンに当たり、
“地域に根付くにはクチコミが一番”と、
敢えてネットでの宣伝はしなかったそう。
下町という地域柄、
ご近所つながりで評判を聞きつけて
やってくるお客様も増えています。

「メインの高齢者から、今後はファミリー層も獲得したい」

と三﨑さんは、今後の展望について話します。

また、三﨑さんが参加している
足立区パン商工組合員の有志5軒が集って
スタンプラリーや勉強会を催したり、
食パンを共同開発して
5軒同時に売り出すプロモーション計画など、
店と街を盛り上げるためのアイデアも盛りだくさん。

「パン屋に生まれ、高校生のときに
 パン職人になることを決意した」



夢を実現した三﨑さん。

「両親と一緒に実家のパン屋を
 盛り立てていく道より、自分の実力を
 発揮したいと思ったことが独立した理由」



と話します。
小さな店舗は三﨑さんの
意欲と熱意であふれています。
(H27年4月15日号掲載)


【ショップ情報】
住所:足立区千住旭町21-3
TEL:03-3881-3773
営業時間7:00~19:30
定休日:日曜・祝日
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