速報! “クープ・デュ・モンド”にて日本代表チームが見事優勝

3月4~6日にパリで行われたベーカリーのワールドカップである“クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブーランジュリー”にて、日本代表チームが見事優勝を飾った。代表チームはトラン・ブルーの成瀬正監督の下、ポンパドウルの佐々木卓也さん、神戸屋レストランの長田有起さん、同じく畑仲尉夫さんの3名で構成。
同大会は1992年初開催のフランスのMOFが中心となって設立された手作りパン振興会が主催しており、開期は3年に1度(96年大会までは2年に1度)、国際的な製菓製パンの展示会“Europain(ユーロパン)”でイベントの一環として開催される。世界12カ国から出場する選手団は3名1チームでパン部門、ヴィエノワズリー部門、飾りパン部門、3名共同作業のサレ部門の4部門で競う。3名は2009 年に日本代表に選ばれてからトレーニングを積み重ね、2011 年5月に中国・広州で行われたアジア予選で韓国チームと共にアジア地区代表に選ばれた。競技は前日準備1 時間、競技当日は8 時間で全ての作品を仕上げる。日本チームは6日に出場、当日朝5 時に競技がスタートし、佐々木さんはヴィエノワズリー部門、長田さんはバゲットと特別なパン部門、畑仲さんは飾りパン部門でそれぞれ自慢の腕を競い、トラブルもなく時間内に全ての作品を作り上げた。表彰式は3月7日11時から行われ、3位台湾、2位アメリカの後に1位に日本の名前が呼ばれ、日本チームの10年ぶりの優勝が決定した。主催者であるクリスチャン・バブレ氏は「日本チームの作品はおいしく優雅で、そして正確さがありすばらしかった」と絶賛した。
【クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブーランジュリー結果】
1位日本/2位アメリカ/3位台湾/4位スウェーデン/5位フランス/6位韓国