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編集便り

パン菓新聞社記者がちょっといい話をお届けします

ドンク創業111周年記念フェア開催 クープ・デュ・モンド出場選手が開発したパンを発売

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ドンク(中土忠社長)は、本年8月8日に創業111周年を迎えることを記念し、“111th Anniversary ~ドンク創業111周年記念フェア~”を、8月1~14日まで全国のドンク、同エディテにて開催する。同期間に記念商品が登場することに合わせ記者発表会を行った。

ドンク
▲開発を担当した茶山寿人さん(写真左)と瀬川洋司さん(写真右)

今回、同フェアのコンセプトは、“トップクラスの技術力を結集し、特別なテクニック、手間を要するこだわりのある商品、また目新しい素材を使用した商品”。会場では創業111周年を記念するパン8種が紹介された。

この期間限定商品を開発したのは、本年2月にフランスにて行われた“クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー”に日本代表・パン部門選手として出場した瀬川洋司さんと同ヴィエノワズリー部門選手並びに日本チームリーダーであった茶山寿人さん。両氏は同社にて商品開発や技術指導に従事しており、フェアの商品のうち4点ずつを担当、商品の魅力をそれぞれアピールした。


瀬川さん開発『パンペイザン』

クープ・デュ・モンド本選で製作したアイテム。本選では自家製ルヴァンを使用したが、ドンク全店で安定して作れるように種をパン・ド・カンパーニュとフランスパンのパート・フェルメンテを合わせて使用し、成形を伝統的なファンデュ形に仕上げている。
パン
▲写真右から『パンペイザン』(648円)、『ポークイベリコ グルマン』(368円)、『パン・ミ<エル シトロン』(432円)、『抹茶ショコラブラン』(216円)


茶山さん開発『ブリオッシュカシス・オ・テ』

皮生地は油脂を折り込んだブリオッシュで、そこに紅茶の茶葉を練り込んだブリオッシュをのせ、中心にはオレンジカット入りのクリームを包んだ凝ったもの。トッピングにはカシスとダッコワーズで4重奏のおいしさを表現している。

ヴィエノワズリ1
▲写真右より『ブリオッシュカシス・オ・テ』(303円)。左は『南イタリア産トマトのポンプ・ア・ルイユ』(260円)は南欧風のブリオッシュにオリーブオイルを練りこんだもっちりした生地。南伊産トマト、クリームチーズを乗せ、トマト風味のジュレをかけている



(詳細は本紙8月1日臨時増刊号に掲載)

速報 ミラノ博にてスイーツの世界大会開催 出場13チームの中で、日本が見事優勝

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10月24・25日、イタリア・ミラノにて、スイーツの世界大会
“ワールド トロフィー オブ ペストリー アイスクリーム チョコレート”
が開催され、見事日本チームが優勝した。



WTP選手
写真右からチョコレート担当の津田励祐(グラン・ヴァニーユ)シェフ、
シュガークラフト担当の江森宏之シェフ(元グラッシェル)、
飴担当は中野賢太シェフ(ダロワイヨ)




同大会は、5月1日~10月31日まで行われた“史上初の食の万博”ミラノ国際博覧会の最後を飾るイベントの一環としてHOST(ホスト)フィエラミラノ見本市会場内で実施されたもの。参加国は13ヵ国で、3人一組の各国代表チームが、シュガークラフト、チョコレート、飴の部門で腕を競う。

日本チームは25日に出場し、シュガークラフト担当の江森宏之シェフ(元グラッシェル)をキャプテンに、チョコレート担当は津田励祐シェフ(グラン・ヴァニーユ)、飴担当は中野賢太シェフ(ダロワイヨ)という構成。監督は、数々のケーキや料理部門での受賞歴を持つ日本在住のイタリア人、マルコ・パオロ・モリナーリシェフが務めた。

マルコ監督 マルコ・パオロ・モリナーリ監督


審査規定は8時~16時までの8時間内で全ての作品を作り上げなくてはならない。そしてそれぞれが最大で180cmのショーピースと、審査員の試食用としてシュガークラフト担当はアイスクリーム、チョコレート担当はプラリネ、飴担当はケーキも製作する。

熱気にあふれた会場内では、各国チームの高く積み上げられたショーピースが途中で破損、崩壊するなどのアクシデントが多々見られた。日本チームのショーピースも一時土台が破損するものもあり、あわやと思われる場面もあったが集中力と実力を発揮し何とか立てなおすことができ、各々すばらしい作品が完成した。

今大会、与えられたテーマは“テクノロジーの進化”で、他国チームが未来のハイテク機器や、仮想空間、進化した植物などを作り上げた中、日本チームは「陸・空・海」をコンセプトとし、未来的動物を躍動感たっぷりに造作した。

WTP作品


審査の結果は日本チームは243.14点、地元イタリアチームは240.36点という接戦で、日本チームの勝利となった。3位のオーストリアは196.91点という結果。

大会の会場となったHOSTフィエラミラノ見本市は、ベーカリー、ペストリー、厨房関連機器関連のイタリア最大級の見本市で、10月23~27日までの5日間で15万人の来場を記録した。


WTP後藤さん
乞われてインターナショナル編成のタイチームから出場した
後藤友則シェフ(トラットリア元町)



WTPブース
ホスト会場


速報 iba Cup 2015で日本代表が優勝しました!

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ブーランジェの技を競う国際的技術コンクール
「iba Cup 2015」がドイツミュンヘンで開催され
9月14日、日本代表が見事優勝が決定しました。

さらに、部門賞では「菓子部門」にも選ばれ、
ダブル受賞という嬉しい結果となりました。
2位はオランダ、3位はフランスが受賞。

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▲ダブル受賞のトロフィーを手に笑顔の渋谷さん(左)、浅井さん(右)



今大会、本選に臨んだ日本代表選手は

渋谷則俊さん(冨士屋)
浅井一浩さん(ブーランジェリー オーベルニュ)


の2名。
そして監督を務めたのはブーランジェリー オーベルニュの井上克哉さんです。


IMG_0294.jpg


iba Cup(インターナショナル・コンペティション)」は
2006年から始まり、3年に一度行われ今回で4回目。
会場は、9月12日から17日までドイツミュンヘンで開催された
世界最大の業界専門見本市
「iba 2015(国際製パン製菓機材総合見本市)」の中に併設され、
1日3ヵ国チームが4日間にわたり
作品をデモンストレーションして競いあう国際大会です。


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▲(写真右から)監督の井上さん、浅井さん、
渋谷さんそしてブーランジェリークルミの福井清史さん。
チームワークの勝利です


速報 iba cup 2012 優勝はフランス

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優勝フランス選手
日本選手



ドイツ・ミュンヘンで開催された国際製パンコンクールiba cup2012の表彰式が現地時間9月18日に行われ、優勝フランス、2位ルクセンブルク、3位オランダという結果となった。日本チームは大村田氏、渡辺裕之氏が出場し、入賞は逃したものの精巧な飾りパンが高い評価を得た。
優勝のフランスチーム(写真上)と健闘した日本チーム

速報! “クープ・デュ・モンド”にて日本代表チームが見事優勝

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 3月4~6日にパリで行われたベーカリーのワールドカップである“クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブーランジュリー”にて、日本代表チームが見事優勝を飾った。代表チームはトラン・ブルーの成瀬正監督の下、ポンパドウルの佐々木卓也さん、神戸屋レストランの長田有起さん、同じく畑仲尉夫さんの3名で構成。
 同大会は1992年初開催のフランスのMOFが中心となって設立された手作りパン振興会が主催しており、開期は3年に1度(96年大会までは2年に1度)、国際的な製菓製パンの展示会“Europain(ユーロパン)”でイベントの一環として開催される。世界12カ国から出場する選手団は3名1チームでパン部門、ヴィエノワズリー部門、飾りパン部門、3名共同作業のサレ部門の4部門で競う。3名は2009 年に日本代表に選ばれてからトレーニングを積み重ね、2011 年5月に中国・広州で行われたアジア予選で韓国チームと共にアジア地区代表に選ばれた。競技は前日準備1 時間、競技当日は8 時間で全ての作品を仕上げる。日本チームは6日に出場、当日朝5 時に競技がスタートし、佐々木さんはヴィエノワズリー部門、長田さんはバゲットと特別なパン部門、畑仲さんは飾りパン部門でそれぞれ自慢の腕を競い、トラブルもなく時間内に全ての作品を作り上げた。表彰式は3月7日11時から行われ、3位台湾、2位アメリカの後に1位に日本の名前が呼ばれ、日本チームの10年ぶりの優勝が決定した。主催者であるクリスチャン・バブレ氏は「日本チームの作品はおいしく優雅で、そして正確さがありすばらしかった」と絶賛した。
【クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブーランジュリー結果】
1位日本/2位アメリカ/3位台湾/4位スウェーデン/5位フランス/6位韓国
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